こんにちは、あとりです❤
『京の冬の旅』の非公開文化財特別公開を見に、京都、『妙心寺』に行ってきました。
(法堂と浴室、「明智風呂」編です。)
20年1月20日
『京都デスティネーションキャンペーン 第54回京の冬の旅』は『京都にみる日本の文化』をメインテーマに、『京の御大礼(ごたいれい) 雅の御所文化』と『明智光秀と戦国の英傑(えいけつ)たち』をテーマにしています。
『京の冬の旅』では、通常非公開となっている貴重な文化財を、期間限定で、見ることが出来ます。
公開期間は2020年1月10日から3月18日までです。
くわしい公開箇所、期間、時間などは、『京の冬の旅』のホームページをご覧下さい⤵️
第54回 京の冬の旅(2020年1月〜3月開催)|【京都市公式】京都観光Navi
20年1月20日
京都、『妙心寺』に『京の冬の旅』の非公開文化財特別公開を見に行ってきました。
『妙心寺』や法堂の天井画『雲龍図』についてのくわしいコラムは前回書きましたので、ご一緒に読んでいただけるとうれしいです⤵️
今回の『京の冬の旅』で、【妙心寺の仏殿・浴室「明智風呂」】と【玉鳳院(ぎょくほういん)】が特別公開されました。
拝観料は各600円でした。(仏殿、玉鳳院内部は撮影禁止でした。)
(仏殿(重要文化財))
仏殿には、蓮の花を1本手に持ち、花を少しひねった「拈華微笑(ねんげみしょう)」の本尊・釈迦如来坐像が安置されていました。
「拈華微笑(ねんげみしょう)」とは、釈迦が弟子たちに説法をしている時に、何も言わずに手に持った花をひねったところ、弟子たちはその意味を理解することが出来ず、黙っていた。
ただ一人、摩訶迦葉(まかかしょう)だけがその意味を理解して微笑した。
悟りは文字理論によって伝わるものではないという意味で、釈迦は迦葉を、言葉で表せない仏教の真理を理解出来るものとして、彼にだけ仏法の真理を授けたという故事。
以心伝心のことです。
また仏殿には、妙心寺にゆかりのあった明智光秀の位牌が安置されていました。
(浴室(重要文化財))
浴室は、光秀のおじの密宗和尚(みっそうおしょう)が光秀の菩提を弔うために建立したとされ、通称「明智風呂」と呼ばれています。
入浴は修行の一環で、仏に仕えるために身を洗い清めるものと考えられていました。
この「明智風呂」の浴室の床にすのこがしかれていて、床下に沸かしたお湯を流し、すのこの隙間から上がる蒸気で体を温めていました。
洗い場を備えたサウナのような蒸し風呂だったそうです。
昭和2年まで実際使用されていました。
明智風呂の裏側の写真です。ここでお湯を沸かしていました。
明智光秀は織田信長を本能寺で討った後、自害するため、おじのいる妙心寺にきました。妙心寺では自害はとめられ、その後、山崎の戦いに向かったそうです。
どちらもガイドの方がくわしく説明しながら案内してくれます。
明智風呂は実際昭和2年まで使われていたそうで、古びた感じもなく、とてもきれいでした。
『京の冬の旅』のツアーの団体もいましたが、落ち着いた雰囲気でゆっくり見学ができました。
では今回はこのへんで。
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