京都、南区、『福田寺』に行ってきました。(26年8月23日)


『福田寺(ふくでんじ)』は、JR向日町駅から徒歩約10分です。

【山門】
『福田寺』は、「福田寺縁起書」によると養老2年(718年)、行基が夢のお告げによりこの地で釈迦如来、地蔵菩薩の二尊を刻み、精舎を建立しました。

山門前の石仏です。

山門をくぐり、参道を進みました。


山門を振り返っています。

立派な大木が❗
根に近い幹と地面の間に大きな空洞ができていたり、近づくと圧倒される存在感がありました。


大木から右へ進むと、しだれ桜のある庭園、弁財天社がありました。

弁財天社を囲う池には、スイレンの花が咲いていました。

左→龍神堂、右→本堂

本堂前右に、俊恵法師(しゅんえほうし)の歌碑があります。
俊恵法師は平安時代末期の百人一首の詠み人として有名な歌人で、『福田寺』の住職として入山しました。
歌碑の歌「故郷の板井のしみず水草にて 月さへ住まずなりにけるかな」は歌題「故郷の月をよめる」で詠んだもので、長旅に出て帰ってみれば寺は荒れていてそれを嘆かわしく思ったという内容の歌です。

こちらは参道左側です。

【本堂】
『福田寺』は通常非公開で、拝観を希望する場合、電話での事前予約が必要です。
毎年8月23日の地蔵盆に合わせて公開されます。
本堂に上がりました。
拝観料無料でした。
この日は地蔵盆だったため檀家さん用の受付があり、檀家さんが数人こられていました。
一般の方は私の他に1人でした。
お寺の方にきくと、写真撮影出来るとのことでした。



ご本尊は釈迦如来(向かって右)と地蔵菩薩(左)の二尊で、ご本尊として二尊を祀っている寺院は珍しいと住職さんに説明してもらいました。
この時、地蔵菩薩像は東京で公開されているそうで不在でした、残念。

向かって左の脇侍、多聞天、奥に釈迦如来が見えました。
「うわぁ、釈迦如来像が見えるよ」とハッとしました🤣🤣

右の脇侍、持国天。

ご本尊向かって右横に弘法大師空海像。
『福田寺』は西山浄土宗の総本山、光明寺の末寺です。
浄土宗で弘法大師像が祀られているのは珍しいと住職さんに説明してもらいました。

弘法大師像前に祀られた弁財天像は、境内の弁財天社に祀られていたものです。

ご本尊向かって左です。
開基・行基菩薩像が祀られています。




御朱印帳(2200円)、御朱印2種、各400円をいただきました。

【龍神堂】
本堂から出て、龍神堂へいきました。


【龍神像】
龍神像が祀られています。
千年以上前に造られとされる木像で、ふんどし姿の裸体、正座をしているように見えます。
大きく目を見開き、両手を前で組んでいて、手には甲冑を着けています。
古くは平安時代から、昭和のはじめごろまで「雨乞い」が行われ、境内の「板井の井戸」の水を龍神像に掛けながら祈祷が行われていました。
間近で像を見てみると、思っていたより像が大きく、太ももあたりの筋肉が隆々として、リアルでした。
それでいて顔は目が丸く、人間離れしていて、はじめて見る不思議な像でした。
仏像ファンに人気の高い像だそうです。
2年ほど前に「京都新聞」に『福田寺』の龍神像を紹介する記事が載っていて、「いつか行ってみたい」と記事の切り抜きを置いておいたのが、やっと会いに行くことができ感動しました。

龍神像のため、周りに水と稲穂の絵が描かれています。
住職さんとお話をさせていただきました。
仏像の説明や、住宅街にある小さなお寺なので認知されていないが龍神像を紹介したりして、来てもらえるようにしたいと話していました。


龍神像向かって右です。


龍神像向かって左です。
釈迦が誕生した時の姿の像と、釈迦の生母・摩耶夫人(まやぶにん)像です。
安産の守り仏です。

龍神堂向かって左横にありました。

龍神堂(写真右)から本堂(左)前を見ています。

本堂の裏側へ行きました。

【墓所】
地蔵盆だったため、住職さんもお寺の関係者さんも忙しそうにしていましたが、住職さんとたくさんお話でき、楽しく、気持ちが楽になるようでした。
住職さんは「知られていないお寺だ」と言っていましたが、龍神像は今まで見たことのない不思議な像で、唯一無二だと感じました。
境内も隅々まできれいに手入れをされていて、とても気持ちがよく、清々しかったです。
小さくて、知られていない社寺だとしても歴史やいわれがあったり、宝を持っていたり、地域に親しまれていたり。
そのお寺や神社の関係者さんが気付いていない魅力があると思うんですよね。
どんどんお出かけしたい、どんどん発信したいと思っています。
ではここまで❣️
最後までお読みいただきましてありがとうございます♥️
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