こんにちは、あとりです♥️
京都、山科、『阿弥陀寺』特別公開に行ってきました。(24年11月8日)
『阿弥陀寺』は、JR、京阪、地下鉄の山科駅から徒歩約10分です。
山門前、向かって右側にありました。
【山門】
『阿弥陀寺』は、神亀5年(728年)、行基が片山墓地を整備し仏堂を置いたことに始まると伝えられています。
山門は令和6年(2024年)、修理が完成したばかりです。
山門向かって右側にはえていた、樹齢110年を超える桜の木が寿命のため、平成29年(2017年)に伐採されました。
その木材で仏師宮本我休氏作の如意輪観音が造られ、今回の特別公開で公開されていました。
『阿弥陀寺』
令和6年度 秋期 京都非公開文化財特別公開
24年11月1日~11月10日
拝観料 1000円
山門をくぐりました⤵️
【本堂】
ご本尊は恵心僧都・源心の作と伝えられ、平重盛の念持仏だった、阿弥陀如来坐像です。
寺号扁額、涅槃之聖図、釈迦三尊像、如意輪観音像(桜観音像)など特別公開されていました。
釈迦三尊像は、狩野岑信(かのうみねのぶ)作です。岑信は狩野常信の次男で、阿弥陀寺で育てられ、後に江戸幕府お抱えの絵師として活躍しました。
釈迦三尊像は阿弥陀寺や、育ての住職、亡くなった母を偲んで描いたものと伝えられています。
くわしい説明書きがあり、とても分かりやすかったです。
特に涅槃之聖図の説明書きは今までたくさんの涅槃図を見てきましたが、「そういうことが描かれていたんだ」と気付きが多くあり、後日別の場所で涅槃図を見た時に友達に得意になって説明しました🤣🤣
お釈迦様が亡くなったことにショックを受けて、お釈迦様のそばで気を失い倒れている人物が、もっとも多くのお釈迦様の説法を聞いた阿難(アナンダ)で、アナンダは女性を惑わすような美青年でした。このアナンダを美しく描くことが絵描きの腕の見せどころだったそうです。
建物を出ました⤵️
【山門】
帰りに、ガイドの方から聞いた山門の説明の確認をしました。
入ったときは気づかなかったけど、屋根の上部の化粧瓦に竹が描かれています。
また、四隅に桃の瓦が配置されています。
御朱印をいただきました。
『阿弥陀寺』は、「京都非公開文化財特別公開」で知り、行ってきました。
自分では、京都のお寺や神社はあちこち行った気になっていたけど、まだまだ知らない社寺や、行ったことのない社寺があるんだなぁと思いました。
特に説明書きが素晴らしく、時間をかけてじっくり読ませていただきました。
博物館などは展示数も多く、説明文は読みとばしてしまうことが多いけど、お寺の雰囲気を味わいながらゆっくり過ごすことが出来ました。
お庭も唐門も素晴らしかったなぁ。
特別公開は公開期間が短いことが多いので、事前にチェックが必要ですね。
ではこの辺で❣️
最後までお読みいただきましてありがとうございます♥️
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