こんにちは、あとりです❤
19年12月8日
京都、岡崎公園内の『京都国立近代美術館』の『円山応挙から近代京都画壇へ』展に行ってきました。
小雨の降る中、13時前に到着しました。
今回、兵庫の大乗寺の襖絵が京都で公開されるのは約24年ぶりだそうです。
私はこの墨画の襖絵を見て、襖絵が大好きになりました。
西洋画は風景を切り抜いていますが、日本画、墨画は絵のはしに空白があり、実際の風景とは違ってあいまいです。
そのあいまいな部分が、見る人の知っている風景と重なって、どこまでも広がる風景にみえます。
室内の襖絵なのに、空間の広がりを感じる、遠くの自然を眺めているような不思議な感覚がありました(山水の間、「山水図」)
また孔雀の間の「松に孔雀図」の襖絵は樹齢何百年という松の大木の下に孔雀が2羽いて、時の流れを感じました。どっしりとした、長い時の流れを生きる松と、一瞬の命の孔雀の対比。
(円山応挙 「松に孔雀図」兵庫、大乗寺の孔雀の間の1部です。)
日本画って、見る人の想像力をもって、はじめて完成するんだと気づきました。
そんな風に、空間の広がりと時の流れを意識しながら、屏風や掛け軸を見てみると、風景の一部を切り取って持ってきた訳ではなく(写真のように)、窓のように風景が広がっていくように感じました。
細かく描かれている墨画より、荒々しく単純に描いてある墨画のほうが、想像力が働くことも気づきました。
また、鳥や仔犬、うさぎなど小動物や子供がかわいらしく描かれていたり、植物や花がキレイに描かれていたり、命に対する愛情が感じられました。
日曜日のため多くの方がおとづれていました。平均年齢は高かったように思います。
小雨が降ったり曇っていたりで、写真が暗くて残念でしたが、やっぱり日本画っていいなぁってあらためて思いました。やっぱり絵を見るの大好き❤
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