こんにちは、あとりです♥️
京都、『先斗町歌舞練場』「京の夏の旅」に行ってきました。(25年9月16日)


『先斗町歌舞練場』は、地下鉄三条京阪駅、京阪三条駅から徒歩約5分です。
ここで問題です。
『先斗町』、なんと読むでしょうか❗
京都の難解地名として有名です。
答えは、『ぽんとちょう』
京の東の先端にあることから、ポルトガル語の「先」を意味する「ポント」からつけられたなど、諸説あります。
『先斗町』は江戸時代後期には公許の遊里(ゆうり)とされ、現在「五花街(かがい)」の一つとして伝統を伝えています。
石畳の路地にお茶屋建築が多く現存し情緒のある町並み一帯は、「先斗町界わい景観整備地区」に指定されています。

【三条大橋】

三条大橋から鴨川、建物を見ています。


鴨川の川岸から建物を見ています。
入口のある、正面に行きました⤵️


『先斗町歌舞練場(ぽんとちょうかぶれんじょう)』は、毎年春に、芸妓、舞妓による「鴨川おどり」が行われます。
『先斗町歌舞練場』は、昭和2年(1927年)に完成、外壁上部は西洋風のスクラッチタイル(クシで引っ掻いたような、多数の細かい溝の模様のあるタイル)、下部は日本の土蔵にみられるなまこ壁(壁面に平瓦を並べて貼り、目地と呼ばれる継ぎ目に漆喰(しっくい)をかまぼこ型に高く盛り上げたもの。その形がなまこに似ているため「なまこ壁」と呼ばれる)に似たデザインです。
当時「東洋趣味を加味した近代建築」と称賛された、和洋折衷の劇場建築です。



【なまこ壁風】
飾りタイルがはめ込まれています。
美しい❗




出入口上に、「蘭陵王(らんりょうおう)」の舞楽面をかたどった鬼瓦が飾られています。
蘭陵王とは6世紀の中国に実在していた北斉の皇族・高長恭に与えられた称号で、武勇と共にたぐいまれなる美しさで知られています。
あまりの美貌に兵士たちの士気が下がることを恐れ、戦場では仮面をかぶり戦っていたという伝説が残っています。


京の夏の旅
『先斗町歌舞練場』特別公開
25年7月11日~9月30日
拝観料 800円
ツアー形式によるガイドの案内で見学します。

建物内に入りました。

玄関入って左にある受付を済ませました。



玄関ロビーを振り返っています。
こちらでガイドによる説明があり、劇場へ移動しました。



劇場に入る前に展示してありました。



劇場1階の客席後方に座って、ガイドの説明を聞きました。
『先斗町歌舞練場』は、地上4階、地下1階からなる鉄筋コンクリートの建物で、客席は2階も合わせ、約500名が座れます。


舞台の幕やちょうちんに、花街・先斗町の紋章である千鳥が描かれています。




劇場2階の客席に行きました。



一つの区切りに2名が座ります。



劇場から出ました。


【休憩所】

現在使われていないエレベーターです。

階段をのぼりました。

立ち入り禁止の奥に楽屋がありました。

窓の外に、出入口上にあった「蘭陵王」の鬼瓦が見えました。
1階ロビーまで降りてきました。


1階ロビーから鴨川の見えるテラスに出ました。

【スクラッチタイル】





ガイドの方に玄関ロビーの階段のタイルが一つだけ、上下が逆になっていると説明を受け、探してみました。
階段下、写真真ん中あたりにありました。

『先斗町歌舞練場』は、「京の夏の旅」で特別公開され、「建物内部を見学できる機会は、なかなかない❗」と行ってきました。
花街についてあまり知らず、『先斗町歌舞練場』がこの場所にあることも今回はじめて知りました。
三条大橋は何度も通っているはずなのに、まったく気づいていないなんて、、、。
建物は落ち着いた色合いなのに、近づくと外壁のタイルが美しく、また、玄関ロビーのタイルや劇場など内部も美しかったです。
今回は特別公開だったので劇場は薄暗かったのですが、「鴨川おどり」など公演が行われている時は華やかなんだろうなぁ。
いつか「鴨川おどり」を見てみたいなぁ。
ではここまで❣️
最後までお読みいただきましてありがとうございます♥️
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