こんにちは、あとりです❤
20年1月31日
『京の冬の旅』で「宝鏡寺(ほうきょうじ)」〈旧百々(とどの)御所〉に行ってきました。
『京の冬の旅』は期間限定で、通常非公開の文化財を特別公開しています。
公開寺院や公開時間など、くわしくは『京の冬の旅』のホームページをご覧下さい⤵️
第54回 京の冬の旅(2020年1月〜3月開催)|【京都市公式】京都観光Navi
(❤が宝鏡寺です。)
車や自転車の通る細い住宅街の中の道ですので、気をつけてください🤗❣️
「宝鏡寺(ほうきょうじ)」は室町時代に創建された尼門跡寺院で、代々皇女が入寺したことから「百々(どどの)御所」と呼ばれていました。天皇から贈られた由緒ある人形を多数所蔵していて「人形の寺」としても親しまれています。
本堂には、宝鏡を両手に持つ本尊・聖観世音(しょうかんぜおん)菩薩像(秘仏)を安置していて、これが寺名の由来となっています。
堂内には狩野探幽(かのうたんゆう)筆と伝わる「秋草図」と、現代の画家・河股幸和(かわまたゆきかず)が手がけた「葡萄と鹿」など、襖絵が描かれています。
書院には円山応挙筆の子犬がじゃれ合う杉戸絵や、四季の農村の風景を描いた円山応震筆の襖絵「四季耕作図」が描かれています。
また江戸時代最後の天皇・孝明天皇遺愛の御所人形「孝明さん」や、宮中から贈られた雛人形などの貴重な人形の数々も展示しています。
現代の画家・河股幸和の四季の襖絵がステキでした。春の「桜と犬」、夏の「葡萄と鹿」、秋の「なでしこ」、冬の「ゆりかもめ」(すみません、襖絵の正式名は分かりません。)が描かれています。
どの絵もみずみずしく、気品があります。
私は「ゆりかもめ」が好きだなぁ。
尼寺だからなのか、襖絵もやわらかくて、生きものが生き生きと描かれています。
冬の絵も、水面に浮かんでいる「ゆりかもめ」を描くことで、冬の厳しさを表していました。
色もステキです。
「葡萄と鹿」も子鹿がかわいらしいです。
道路に面した、宝鏡寺の離れです(道路側から撮影しています)。
皇女など、身分の高い方々の尼寺だったため、この離れから外の街の様子を見たり、お祭りの様子を見たりしていたそうです。
(御朱印もいただきました。キレイなピンク色の和紙です。)
‼️宝鏡寺の『京の冬の旅』特別公開は2月29日までです。
3月1日からは、春の人形展を開催します。
追記
『月刊京都』2020年3月号の「寺社探訪」のコーナーで、『宝鏡寺』が取り上げられています。
では今回はこの辺で❤
最後までお読みいただきましてありがとうございます♥
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